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LIFE暮らしたいように暮らしている人の、暮らし
2017-01-05

お気に入りの絵画と共に暮らす、夫婦の夢。
カーテンへのライブペインティング。

アーティスト伊倉真理恵氏による縦2100×横3800mmの大きなアート作品

家主:N夫妻 兵庫県三田市在住
アーティスト:伊倉真理恵 Marie Ikura http://marieikura.com/
国内外で、壁画・ライブペイント・映画への絵画提供などの活動を行う。
「着て歩くアート」をコンセプトに着物や衣服へのペイント作品も発表している

中古マンションを購入し、兵庫県篠山市から兵庫県三田に移り住んだN夫妻。リノベーション計画のなかで二人が選んだことのひとつが、間仕切りカーテンいっぱいにアートを描くことだった。壁掛けの絵を飾る、とはひと味違う空間づくりへの想いをインタビューした。

長年の夢が叶ったカーテンいっぱいのアート

――カーテンにアートを描こうと思い付いたきっかけは?

もともと(絵画を描いてくれた)伊倉ちゃんは友人で、彼女の描く壁画がとても好きだったんです。いつか自分の家にも描いてもらえたらいいなと思っていたんですが、以前は賃貸物件に住んでいたので壁に描いてもらうのは難しく。ただその時に、カーテンなら付け替えられる!と思い付いて、彼女にカーテンにも描けるかを相談していたんです。それで今回、中古マンションでいい物件を見つけたので購入することになり、リビングと寝室との間仕切りをカーテンにすることにしたので、改めてお願いしました。快く引き受けてくれて、リノベーション完成の直前に、現場でライブペインティングをしてもらいました。

――具体的に伊倉さんにどんなオーダーをしたんでしょうか?

彼女が描く動物が好きだったということと、今回は寝室の間仕切りのため閉める時は就寝する時のことが多いので、羊を描いてほしいとオーダーしました。あとは部屋の雰囲気に合わせてお任せしました。

――とっても素敵ですね。大きな絵を飾っているような空間です。

そうなんです。伊倉先生は本当に天才! 夫婦共々、すごく気に入っています。

リネンのカーテンに即興で描いていく伊倉氏

家族の会話を生み出すLDKにしたい

――そもそもどうして中古マンションのリノベーションをすることに?

空き家となっている古民家を再生・活用する仕事をしている関係で、新築で建てるよりも中古マンションを買って自分たちの住み心地の良いようにリノベーションをしよう、という話になりました。

――カーテンへのアート以外に、リノベーションする際こだわったポイントはありますか?

もともとは3LDKの部屋で区切られていたマンションでしたが、壁を壊してほぼワンルームにしたんです。家族の会話が楽しめるようにスカッとした空間のLDKでカウンターキッチンにしてもらいました。リビングの隣に寝室をつくったんですが、普段は広々とさせたいので壁や扉ではなくカーテンで仕切りオープンな状態に。就寝時や来客時だけカーテンを閉めるようにしました。カーテンはL字レールで寝室壁側に収まるため、よりスッキリした印象になっています。あと重視したのは、寒くないこと。以前の賃貸物件は建物が古かったので寒くて・・・(笑)。

間仕切りカーテンを開くとLDKと寝室までが一体となった広々とした空間に
(空間設計:安江怜史建築設計事務所/三田のリノベーション http://ry-arch.com/

新たな構想が湧くリノベーションの家づくり

――今後の家づくりの構想を聞かせてください。

アーティストの伊倉ちゃん、そして設計士の安江さんに素敵な空間を作ってもらったので、それに馴染んだ暮らしができるようなインテリアを考えていきたいなと思っています。玄関をあがったすぐのところに多目的なスペースを作っていて、そこのクローゼットの間仕切りもカーテンです。将来的にはそこにも伊倉ちゃんに絵を描いてもらいたいいなと思っています。いつか子どもができたら、ここが子ども部屋になって……どんな絵が合うのかなぁ……と、構想はいろいろと膨らんでいます。

玄関から左の空間が多目的な用途のスペース
クローゼットの間仕切りにしてあるリネンのカーテンにいつかアートを

photograph
伊倉氏ライブペインティングの様子:Ryosuke Matsubara 建築写真:安江怜史

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