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HOW TO理想の暮らしを手に入れるための、学び
2017-09-13

家入門。
―廊下の「基本のキ」―

一生の中でいちばん「高価なお買い物」になるかもしれない、家。
一生の中でいちばん「時間を過ごす場所」になるかもしれない、家。
それなのに、家について考えてみたら、わからないことだらけ!
まずは「基本のキ」からはじめてみましょう。

玄関から室内へと導いたり、部屋と部屋を結ぶ動線となるのが、廊下の役割です。
一日の中で過ごす時間は短いですが、家族をつなぎ、暮らしをつなぐポイントにもなります。
家でも学校でも「廊下を走っちゃダメ」と怒られた、でも走りたくなる。
そんな不思議な気分にさせる廊下は、移動を楽しく演出する空間でもあるのです。

間取りを考える

住まいの延べ床面積は限られており、他の生活空間を狭くしたくないから、廊下はできるだけ短くしたいところです。
断熱や冷暖房のコストを考えても、コンパクトな廊下がオススメです。
とはいえ、廊下がほとんどない間取りだと、プライバシーがなく窮屈な生活になってしまう場合も。
廊下は単なる通路ではなく、一つの住まいの中で生活を切り替える動線として機能を発揮しているのです。

「真っすぐな廊下が基本」
部屋から部屋へと、直線で移動できることが大切。曲がる動作が多くなってしまう廊下だと、ストレスを感じてしまいます。

「リビング中心の移動スタイル」
各部屋にリビングから移動できる間取りだと、無駄な廊下は減らせます。その場合も、浴室などへの移動に廊下があれば、生活をうまく切り分けられます。

「玄関からの正面に工夫を」
玄関から続く廊下で、来客の視線を最も集めるのが、向こう側の正面。荷物置き場になっていては恥ずかしいので、見せる工夫が大切です。

「人感センサー照明が便利」
暗いとさらに狭く感じてしまう廊下は、壁紙などで開放感を演出しましょう。照明は付けたり消したりするのが面倒なので、人感センサー付きのものが便利です。

収納を考える

毎日暮らしていると、廊下にはデッドスペースが生まれがちです。
そのスペースを収納などに使えば、廊下が機能的な空間になるだけでなく、楽しい場所へと生まれ変わらせることもできます。
移動のために必要な幅は確保しつつ、家族共用のスペースとして有効に活用しましょう。

「廊下をウォークインクローゼットに」
壁面収納を設置すれば、廊下は薄型のウォークインクローゼットに変身します。奥行きのあるものは置けませんが、小物などで楽しい空間にも。

「家族の楽しいライブラリー」
廊下への収納スタイルで導入しやすいのが、奥行き10数センチの書棚。家族共有のライブラリーとして、コミュニケーションを促進します。

「一戸建ては三次元収納」
自由にリフォームできる住まいなら、廊下の上下の空間も収納のために確保できます。床下や天井を収納場所に使えば、他の部屋がスッキリするでしょう。

バリアフリーを考える

次の空間への移動が、廊下の持っているメインの機能。
お年寄りはもちろん、子どもたちや生活をするみんなが、スムーズかつ安全に動けることこそ大切です。
転倒などの事故を起こさないために、安心して暮らせる住まいを目指しましょう。

「敷居のない暮らしへ」
バリアフリーを進めた住まいで見落としがちなのが、各部屋と廊下との段差。敷居などを撤去して段差をなくせば、つまづくのを防止できます。

「滑りにくい床材を」
床材にはフローリングが使われることの多い廊下ですが、滑りにくくて弾力性のあるものを選べば、小さな安心へとつながります。

「手すりは後付けでOK」
将来に必要になるかもしれない手すりは、最初から設ける必要はありません。内壁の下地を補強しておけば、後で設置しやすくなります。

「車いすの通行に必要な廊下幅」
日本工業規格(JIS)が定める車いすの幅は、手動なら630mm以下、電動なら700mm以下。介助のヒトがいる場合や、曲がる場合を考慮して、プラス200mm以上の余裕を持った廊下の幅が必要です。