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2017-10-16

中学生から決めていたアパレルへの道。
個性的な母と姉から受けた影響とは?

SAHRE on

WORLD wide FAMOUS
デザイナー
池田 圭介(イケダ ケイスケ)

気の弱い人なら、怖じ気づいて目を逸らしてしまう程のまっすぐで強い眼光、日焼けした肌、鍛えられた体躯。そしていたずらっぽい笑顔。株式会社OCCが展開するヘッドアクセサリーブランドWorld wide Famousのデザイナーであり「ヘッドアクセサリー界の異端児」を自称する池田圭介さんの、人を惹きつけ、芯の強さを感じる彼の生き方はどのように形成されていったのか探ってみたい。

中学生で既に決めていた、将来の路

池田さんがデザイナーになろうと決めたのは、まだ十代の頃。そこには2人の女性の影響があった。
1人目は母親。「服飾デザイナーだった母の影響です。豹柄とか平気で着る母は、派手で目立っていて、個性的で。いいなと思ってました。それがデザインをやる元々のきっかけです。」親の姿が、将来の自分の夢につながる。それを照れずに言える目の前の人物に、好感を覚える。個性的な母から全身真っ赤なコーディネートをされても嫌ではなかったと話す。個性は確実に遺伝している。
2人目の女性は友人の姉。服飾の専門学校でデザインを学んでいて、センスもよく、素敵な人だったという。「憧れでしたね、カッコよくて。」彼女のカッコ良さを通して、Y’s、COMME des GARÇONSといったそれまで知らなかった「洋服のブランド」の世界を知り、すごさを理解した池田さん。「完璧に決めたと思いました、その頃。服を生涯の職業にしよう。そう決めたんです。」


視線の強さと笑顔が印象的

行動力こそ原動力

決めたら、まずやる。それは時にどんな知力や経験よりも武器になることがある。池田さんの20代はまさにそんなイメージだ。「卒業したら一緒に会社作ろう。」そう約束した友人と、右も左も分からないまま起業。「作り方も売り方も、人脈もほぼ全部わからないのに、決めたんだからやろうと。1年半は全く収入もなくて、バイトも2つ掛け持ちして、がむしゃらでした。」
やがて数々のメディアや著名人に話題となり、その独創性と個性で知られるようになった池田さん、ブランドの立上げやデザインなど精力的に活動をつづけている。ただ、苦しかったその時代のことは忘れていないそう。ハングリーさが、今を支えているのかもしれない。


いつしか話にぐいぐい引き込まれていく

媚びない

池田さんのデザインの特徴はズバリ「媚びない」こと。「誰もが分かってくれる世の中の真ん中を作るつもりはなくて、No!と思う人もいる。でも分かってくれる人達には響く。そういうものを作りたいですね。自分がかっこいいと思うもの、自分が切り取った今をデザインしたいです。」と語ってくれた。
確かに、挑戦的な言葉やモチーフは、受け入れない人もいるかもしれない。
だが、スタイリストやアーティストを中心に、感度の高い人達から多くの指示を受けている理由も、そこにあると感じた。力強い個性が光る。


池田さんの手がけた帽子の数々

全てはいつも人とのつながり

実は、すべてをやめてアパレル業界からも遠ざかり、地元へ帰ってペンキ屋さんを手伝っていたこともあると教えてくれた池田さん。そんな池田さんを、かつての取引先の社長が訪ねてきた。「ケイスケくん、一緒にやろう。そう言ってくれて、正直うれしかったですね、気に掛けててくれる人がいるって。」
成功も、挫折も経験した池田さんは今、こう語る。「結局、縁です。人との縁しかないです。人に助けられてばかりです。だからその恩返しを少しでもできたらと思っていて、できることは精一杯やりたい。でも、やっぱり楽しいことしかしないですけどね。」

悔しい思いをしたからこそ、人のありがたさが分かったからこそ、今がある。
でもカッコ良さは曲げない。楽しみたい貪欲さは決して捨てない。
池田さんのギラッとした魅力は、そういうことの積み重ねでできた、精一杯人生を走っている人だからこそ出せるものなのかもしれない。


楽しいことしかしないと微笑む


個性が光る池田さんのデザイン


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