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2017-06-26

ドイツと日本の架け橋になりたい。
サッシャさんインタビュー

SAHRE on


サッシャさん

ドイツ連邦共和国・ヘッセン州生まれ。獨協大学外国語学部卒。ドイツ語、日本語、英語を自在に操る国際派ナビゲーター。J-WAVEでラジオパーソナリティとしてレギュラーをつとめるほか、ライブやコンサートなどの司会から、ツール・ド・フランスやF1をはじめとして、テレビでのスポーツの実況まで幅広く活躍。オフィシャルWEBSITE : http://sascha348.com/

J-WAVEのレギュラーパーソナリティをはじめ、様々なフィールドで活躍されるサッシャさん。ドイツで生まれ、日本に育ったからこそ感じる違いを、彼のこれまでの歩みとともに話を伺った。


――ラジオのお仕事以外にも、スポーツ実況など、様々な現場で活躍されていますが、この世界へのきっかけはオーディションだったそうですね。

大学3年生の1月に、音楽専門チャンネル・VIBEで、VJの公開オーディションがあったんです。それで、自らビデオカメラで自己紹介ビデオを撮って、応募したのが、この世界に入ったきっかけですね。

――大学3年生と言えば、就職活動の時期ですよね。

実は日本の大学を卒業した後、ドイツと日本をつなぐ仕事につきたいと思っていて、卒業後は、ドイツの大学へ進学しようと思っていたんです。

――それがどうしてVJへ?

2年生の終わりが近づいて、ゼミを選択するとなった時、周りが急に卒業後の進路を意識しだしたんです。そこで、自然と自分も考えるようになりました。

――それが、パーソナリティの仕事だったと。

1986年に親の仕事の都合で、ドイツから日本にやってきて、ドイツにいる頃は当たり前に聴いていた洋楽を聴く機会が一気に減ったんです。ところが、88年にJ-WAVEが開局して、日本でも洋楽が聴けるようになり、夢中になりました。

――それが、ラジオのパーソナリティという職業を意識したきっかけということですね。

まだその頃は、憧れというほどではなかったかもしれません。だけど、ラジオっていいなとは漠然と思っていましたね。だから、VIBEのオーディションを受ける前も、ラジオ局の連絡先を調べて、直談判してたぐらいなんです。でも、どこも箸にも棒にもかからない感じで(笑)

――ラジオの仕事で大切にしていることはありますか?

ラジオは「1対1のメディア」だと思っています。例えば、車の中で4人が一緒の空間で聴いていたとしても、それぞれに話しかけてくれるような存在だなと。だから、「みなさん」ではなく「あなた」と話しかけることを意識しています。聴いくださる方たちが、みなさん自分に話かけていると感じてもらえるようになれたらいいなと思っています。

――ドイツと日本の両方で生活をされて、ドイツならではの特徴みたいなものはありますか?

“住まい”にフォーカスして言うと、ドイツは初めて自宅に来た人に、家の中を案内するんです。

――まるで博物館のガイドみたいですね。

例えば、「このタンスはおじいちゃんとおばあちゃんが新婚の時に買って、それから受け継いでいて……」みたいな話をするんです。ドイツでは、長く大切に使っているのが良いとする考えがあって、日本でもそういった精神はありますが、ドイツの方がかなり濃いと思いますね。

――Howscopeも、良いものを長く使っていって欲しいという思いを伝えていきたいと思っているのですが、そういった意味ではドイツの考えに近いということですね。

僕は、親と一緒に日本に来たのもあり、まだそういった古い家具みたいなものは残念ながら自宅にありません。だけど、そういった精神だけでは、子どもたちに伝えていけたらいいなと思いますね。

――サッシャさんにとって、ドイツが非常に大きな存在ということですね。

ドイツだけじゃなく、日本も大きいですよ。だからこそ、2つをもっとつなげていけたらいいなと思っています。例えば、ドイツと言えば何を思い浮かべますか?

――ソーセージとビール……あとは車ですかね。

そう答える人は珍しくありません。もちろんそれもあるけど、日本が寿司と侍だけじゃないように、ドイツにも沢山素敵な場所や文化があるんです。だから、それをもっと知ってもらえたら嬉しいし、知りたいと思ってもらえるだけでも嬉しいですね。

――今後の目標をお聞かせください。

これまでもそうでしたが、自分が発信したもので、気分が明るくなったり、何かを考えるきっかけになったり、そういった「誰かの何かのお手伝いが出来る存在」でありたいなと思っています。

* * *

j-waveヘビーリスナーにとっては、とても親しい「声」のサッシャさん。
楽しそうで優しそうに届いてくるその印象は、実際にお会いしても変わることはなかった。会話の「間」や、真剣に考え、うなずく仕草には、ラジオの印象そのままのサッシャさんを感じた。声には人柄があらわれるのかもしれない。

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