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2018-01-23

異国情緒溢れる DIY 空間
セルフで自由な楽しみ方を。

SAHRE on



二子玉川
Gecko(ゲッコ)

東急田園都市線・大井町線のハブである二子玉川駅。交通の便がいいことはもちろん、都心部でありながらも多摩川近辺に残る自然や落ち着いた街並みで多くの人を魅了している。近年では駅前の再開発がダイナミックに進み、商業施設に大型の本屋や家電量販店、映画館、ブランドショップも増え続けている。今回はそんな駅前を抜けて多摩川方面に10分ほど歩いた場所にあるお店を取材した。オリジナリティ溢れる店内で料理とお酒を楽しめば、二子玉川にいながらも異国情緒を楽しめる、そんな特別な場所だ。

――1棟まるまるレストランを運営されているんですね。フロアごとの違いを教えてください

1階ではフレンチレストランの「Lunatique(ルナティック)」を、2・3階ではセルフサービスのバーベキューを提供する「Gecko(ゲッコ)」を運営しています。10年ほど前にLunatiqueを始め、Geckoは8年ほど前にできました。

――セルフサービスとは面白いですね!

当初、イクラやカニなどの海鮮料理をリーズナブルに提供したいという思いでGeckoを始めました。お客さまご自身で料理や飲み物などを運んでもらうセルフサービスにすることでそれを実現しています。最初は自分で取りに行くのは面倒だと言っていた方も、何度かお越しいただくうちに「自分の家にいるみたいだね」と言って、くつろぎながら楽しんでくれるようになりました。もちろん、料理の質は保証します。

――地元のお客さんも多いですか?

そうですね。二子玉川がまったく開発されていない時からあるので、地元の方も多くいらっしゃいます。だんだんと若い方も来てくれるようになって、海鮮料理だけでなくお肉も提供するようになりました。お客さんの意見を聞きながら、お客さんと一緒に進化してきたんだと思います。


多摩川が一望できる屋上テラス席

――なるほど。それにしてもユニークな構造のお店ですよね

現社長がこの辺りを散歩していた時に、雑木林の裏にアパートを見つけたんです。実はそれがこのお店の原型で、元々はアパートだったんですよ。それを2人で改築してお店を始めました。私たちはもともと変わった建物が大好きで、アパートを見つけた時は「これだ!」と思いましたね。


不思議な外観に好奇心がくすぐられる

――お2人で改築されたんですか!?

もともとは細かく部屋が仕切られていたのですが、それらの壁を取り払って広い空間に作り直したんです。砕いた壁の残骸が意外と重かったので、土のうに入れて運ぶのにすごく苦労したのを覚えています (笑) 。床も畳だった部分の上に木の板を敷き、天井も低かったのでそれも打ち抜いて屋根の高さまで吹き抜けを作りました。電気や水道、ガスなどの設備以外は全て手づくりなんですよ。


暖かい日差しが差し込む2階のバーベキュースペース

――DIYが生んだ空間ということですね。手づくりにこだわる理由は何かありますか?

業者さんに頼んで設計してもらったら確かにキレイなものができますが、その分コストがかかるのでリーズナブルな食事を提供できなくなってしまいます。自分たちの手でコツコツとお店を作って、お客さんが安く楽しんでくれた方が良いと思っていました。また、昔から高級で完成されたブランド品などが好きではなく、皆が同じものを着たりすることにも疑問を感じていました。実際にお金をかけなくても良いものは作れるし、それで唯一無二のものは作れる。高級でバリューのある完成されたものでなくとも、良いものは良いんですよね。

――とても創造的ですね! そのような考え方はどこで培われたのでしょう

飲食店をオープンする前はファブリックデザイナーとして車のインテリアデザインを手がけていました。その頃から、分かりやすいブランド品よりも技術や伝統といったもので創作することが好きでしたね。

――デザイン的な考え方がお店づくりに色濃く反映されていると思います

そうかもしれませんね。これも過去の経験で学んだことですが、インテリアを考える時はコンセプトがあった方が作り込みやすいです。1階のフレンチレストランとGeckoにはそれぞれコンセプトがあります。1階はフランス映画の『アメリ』をイメージした部屋になっていて、女性的で赤や青の壁の色が特徴的です。Geckoは男の子が好きそうな空間とアフリカをイメージしたので、船の模型やサーフボード、お面などを飾っています。


『アメリ』をイメージした1階 Lunatique


オーナーが自らデザインした1階の個室


2階の半個室には少年心をくすぐられる遊び道具が


もちろんサーフボードも

――フランスとアフリカがテーマなのはなぜですか?

フランスは昔からずっと好きでした。食事やお酒を飲むのを楽しむ国で、テーブルの上におはじきを敷き詰めて食事したりするんです。「それって何の意味があるの!?」と思うような一風変わった文化が面白いなぁと思って。アフリカには実際に行ったこともあって、その時に肌で感じた衣食住から多くのインスピレーションを受けています。店内では現地で買ってきたアフリカンポップスを流しています。


1階ではフランスからインポートした食器も販売している

――音楽が似合う場所ですよね。イベントなども開催しているんですか?

過去にファイヤーパフォーマンスや音楽イベントをやったことがあります。近年では、ボジョレーヌーボーパーティーとハロウィンパーティーが恒例になっていますね。こういったイベントも自主的に開催するのではなく、お客さんが責任を持ってできるなら何をしてもいいよ、という風にゆるめに開催しています。マナーを守ってもらえば基本的には自由な場所なんです。


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