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2017-07-10

地域に寄り添うカジュアルバーがD.I.Y.で作り上げる心地いい空間

SAHRE on

Skid road
稲垣秀一(イナガキ シュウイチ)さん

世田谷区の中でも住みやすい街として知られる千歳烏山。駅前に商店街があり、新宿から約20分というアクセスの良さでファミリー層から学生までが住んでいる。そんな千歳烏山駅の北口から徒歩1分、ビルの2階に店を構えるカジュアルバー「Skid road(スキッドロード)」は、地域住民たちが集う憩いの場所である。さまざまな年齢、職種のお客さんが訪れるこちらのお店がこだわり抜いたポイントをご紹介します。

――まず、千歳烏山はどんな街ですか?

駅前は賑わっていますが、少し離れると閑静な住宅街があり、住みやすく安らげる場所です。居酒屋やバーも多く、夜も活気があります。新宿まで近いので、いろいろな場所から人が集まるというより、そこに住んでいる人たちが帰ってくる街って印象です。


開放的なガラス張りの外観に輝く大きな看板が目印

――オープンから何年目ですか?

もともとこの場所は、系列店の「OLD POINT(オールドポイント)」というバーでした。それまでSkid roadは、秘密基地のような隠れ家をコンセプトに、すぐ近くにある地下店舗で5年くらい前から営業していたんです。そして昨年6月にOLD POINTを閉めることになり、Skid roadがこちらへと移転。前のお店のエッセンスを残しつつ、Skid roadらしさを表現しています。

――2つのお店がミックスされて、今のお店が完成したんですね。

OLD POINTの高級感とSkid roadの武骨さを混ぜ合わせた雰囲気になりました。移転してSkid roadと名前が変わっても、OLD POINTのロゴをアート作品として残したり、オーダーメイドのハイエンドな椅子を継続して使用したりしています。地下にあった時のSkid roadから持って来たものも使ったりして、2つの店舗を合体させて新たなSkid roadになった感じですね。今までの系譜を残しつつ、新しいお店作りをしました。


移転前のSkid roadにあったブレーカーボックスをそのまま運び出し、展示している


OLD POINTで使用していたオーダーメイドの椅子は現役

――広い店内の中央にあるカウンターが特徴的な内装ですね。

移転に伴い、改装することになりました。うちのお店を経営しているのは材木などを取り扱っている会社なので、できる限り自分たちでお店作りをすることにしたんです。まず、OLD POINTの隣を事務所として使用していたのですが、壁を壊してひとつの広い店舗にしました。そして千歳烏山になかった「コの字型カウンター」を採用。死角がなく中央から店全体を見渡せるので働きやすく、お客さんからもカウンター席は好評です。自分たちの専門外となる部分は知り合いの業者にお願いしましたが、カウンターやテーブルは自作です。


中央のコの字型カウンター


自作したカウンターは三辺とも違う素材を使用する


テーブル席のローテーブルもD.I.Y.によるもの

――自分たちで作り上げたのはすごいですね。その他にお店作りでこだわった点はありますか?

ビールサーバーなどにエイジング加工を施して、アンティーク調にしたりと細部にも手を加えています。ピカピカな新品の備品だとお店の雰囲気とマッチしないので、傷をつけたりしてテイストを合わせました。その雰囲気作りは一番気にしたポイント。これができるのは材木屋ならではで、そういった細かいこだわりは他のお店にはない、このお店の特色だと思います。


エイジング加工されたビールサーバーはお店の雰囲気にピッタリ


日本ではあまり流通していない金網をいち早く取り入れた棚

――どのようなお客さんが多いですか?

本当に老若男女幅広くご来店いただいています。大学生から会社員、アパレル関係や俳優まで、いろいろな職種の方々がいらっしゃいます。やっぱり千歳烏山に住んでいる人が多いですね。お店の名前には「集いの場」という意味も込められているので、うまく体現できているなとも思います。カウンター席がメインなので、気軽に1人でフラっと来てもらったり、飲み会の帰りに一杯寄っていただいたりも。あと、パーテーションで区切って奥半分だけを貸し切りにすることもできるので、いろいろなお店の使い方をしてもらっています。

――たしかにカウンター席がメインなので1人でも入りやすそうですね。

隣に座った1名様のお客さん同士が仲良くなることもしょっちゅうありますよ。それがバーの醍醐味だと思いますし。なにより、リーズナブルな価格に設定しているのでお財布には優しく、1人でも立ち寄りやすくしています。


左から、SKID BOMB、P-SUNSET、ちとからハイボール(すべて500円)

――堅苦しくない落ち着いた雰囲気の店内はリラックスできそうですね。

うちはカジュアルバーなので気軽に入れる雰囲気をモットーにしています。まず、働く側が堅苦しくならないように、スタッフのユニホームをTシャツにしてカジュアルに仕上げました。店内は、いろいろなカルチャーを融合させたディスプレイです。そこからお客さんとの会話が広がったりします。スポーツ中継があれば放送し、みんなでユニホームを着用して応援するスポーツバーみたいになったりもします。


手前、ホワイトの同色でプリントしたオリジナルTシャツは販売している。\2,800(税抜き)

――今後はどのようなお店にしていきたいですか?

やっぱり地域に根ざして、さまざまなシチュエーションで使っていただけるお店を築いていきたいと思います。お客さんに楽しい時間を過ごしてもらうため、美味しいお酒とおつまみはもちろんのこと、客層に合わせたムード作りをすることも心がけています。仕事から千歳烏山に帰ってきて、帰宅前に寄りたくなるような癒される場所でありたいですね。そして、千歳烏山に系列の飲食店が3店舗あるので、力を合わせて千歳烏山を盛り上げて行きたいです!

【Skid road】
住所:東京都世田谷区南烏山6-4-10 スギタビル2F
営業時間:18:00~2:30
電話番号:03-5956-8801

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